謎の洞窟~アリート一行の場合~

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そう言う王女の指先に、結構デカい空洞が見て取れる。 「でかした!ご褒美に俺のラマン(愛人)になる権利を---」 ジャキッ 「ウェイウェイウェイ!ギャグだギャグ!ジャーダンよジャーダン!」 「死ね」 「だから---うを!今マジで擦ったぞ!?」 スレイは躊躇することなく全長4メートルの化物剣、クレイモアを俺に振り回す。 「クソッ!いつまでも楽に殺れると思うなよ!?」 「なら、今から少し本気を出そう」 「えっ?」 「?…どうした、まさか今でのが全力だと思ったか?」 「詰んだ」 「避けねば死ぬぞ」 「遺書はこれでイイか?」 『遺書~俺!死にます!~』 俺が覚えているのはここまでだ。
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