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(そ、その声は…真田くん!?)
一番会いたくない人に会ってしまった私は、保健室から一刻も出たくなったが、腕を放してもらわないと逃げれない…。
「あのー…放してくれません?」
困りながら私は相手にそう言った。
「…なんで?てか、早く返事返せよ…」
真田くんは、顔を隠したままそう言った。
(な、なんて上から目線なの!)
「じゃあ、答えますから…放してください!」
このまま放してくれたら逃げようとしていた私の考えは…
「どうせ…逃げるきだろ?」
甘かったようだ…。
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