第1話

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(そ、その声は…真田くん!?) 一番会いたくない人に会ってしまった私は、保健室から一刻も出たくなったが、腕を放してもらわないと逃げれない…。 「あのー…放してくれません?」 困りながら私は相手にそう言った。 「…なんで?てか、早く返事返せよ…」 真田くんは、顔を隠したままそう言った。 (な、なんて上から目線なの!) 「じゃあ、答えますから…放してください!」 このまま放してくれたら逃げようとしていた私の考えは… 「どうせ…逃げるきだろ?」 甘かったようだ…。
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