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「おもしろいね。」 「えっ?なにが??」 「ヒミツ」 そういうと、彼女はそっぽを向いてしまった。 せっかく縮まった距離が離れてしまったようで、僕はかなしかった。 「美里ちゃん、つめたい。」 僕はプクーっとほっぺをふくらましながら、彼女の背中に言ってみる。 「そんなの、知っている。」 僕を見ないで言う。 本当につめたい。
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