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「バカ」 それだけ言って、彼女は立ち上がった。 おしりについた草をはらいながら、じっと僕を見る。 「今日はいっしょにいてくれて…ありがとう。」 ふいっと顔をそらす。 僕は、はずかしがり屋さんだと思った。 それともてれ屋さんかな?
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