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「おはよう美里(ミサト)ちゃん、学校へ行こうよ。」 僕は笑顔で彼女に声をかける。 今思えばこれが彼女、美里と初めて話した言葉だった。 そしてこの日から、僕の嘘は始まる。 美里は川岸の方で座っていた。彼女はいわゆる不登校。 でも、幼い僕は知らなかった。 彼女は学校があることを忘れていると思っていたから。 だから、彼女に声をかけたんだ。
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