あとがき

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 そうして書いていった結果、可哀想な目にあったのは断然ジェイですね。  もともとヨーロッパに渡って貰わないと困る人だったんですけど、すごい孤独に旅立たせることになってしまいました。  その上渡ったヨーロッパはアイルランドであんな目に遭うわけですから(本編参照)可哀想としか言いようがない。  ――ええ、宣言してしまいますが、私は男性キャラを不幸にする傾向があるみたいです! (実はそういうのこの作品だけじゃないんです……)  たぶん、女性キャラだと可哀想すぎてできないんでしょうねえ(笑)  というひいき傾向も相まって情け容赦ない孤独に追いやられたジェイですが、少しは幸せにしてあげられたらいいなあと思っています。 (そう考えると『ハロウィンと怪盗と黒猫と』のあの台詞はとても重みがありますよねw)  さて、やらなきゃいいのにやってしまった過去編により、大分整合が合わない部分が出てしまった本編は……これから直すとして。  それでも宣言してました通り、グロウが怪盗を始めた理由やジェイが一人ヨーロッパに渡らなきゃならない理由などが公開されることになりました。  こんな展開、皆様から見ていかがでしたでしょうか?  いや、詰めが甘いところがたくさんあるのもわかっています。  矛盾がありそうなところも何となくわかっています。  ただこれが今現在私ができる精一杯ですので、温かい目で見ていただけたら幸いです。  おそらくこれから混迷期に入っていく『Goodbye, My Dear Old Days.』の世界ですが、少しスローペースにはなりますが今後も応援いただけたら、と思います。  今回はなかなか織り交ぜにくかった怪盗ロワイヤル本体のネタをちょろちょろからめられたりして面白かったので、次回はもう少しその幅を増やしたいなあとも思いますし。  その中で簡単だと言い張るグロウは本当にジェイを引き留められるんでしょうか。  そしてラヴェンダーも彼の深いところを分かち合えて支えられる存在になるのでしょうか。  それはこうご期待、とだけ述べさせていただき、幕を閉じさせていただこうと思います。  最後に、作品に応援のレビューやお星様をたくさんくださった皆様、ありがとうございました!  難産の中エンドマークまでたどりつけたのはひとえに皆様のおかげです!  ありがとうございました!    ――十月某日 冴月 翠
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