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カッ…
そんな鈍い音が雑木林に飲み込まれていった
そして時が止まったような静寂が辺りを包み込んでいた
男は刃を振るい
女は目を閉じて諦めていた
そして鞍馬は…
その二人の間に割り込み少女に背を向けるように立っていた
胸に男の刃を受けながら
血も流さず無傷で…
さらに刃は中程で折れていた
「えっ……」
それには流石の鞍馬本人も驚きを隠せないようだった
それも当たり前だ気付いたら走り出していて、少女を守ろうと自分を盾にし、振るわれた刃で傷つくと思ったら胸の"ペンダント"でたまたま受け止めたと思ったら、相手の刃が折れてしまったからだ
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