序章~少年の日常~

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「はぁ~…………めんどくせぇな…」 まぁしょうがないか、と思いつつ鞍馬 聖夜"クラマ セイヤ"は学校へと走り続けた。 7月2日 この日はちょうど一学期の期末テストの最終日である。 鞍馬が朝起きたら、時計の針が8時15分を指しており あれ?目覚まし鳴ったっけ?っと自分で消したのも忘れて、急いで着替えて登校している最中であった。 ちなみに登校時間は8時30分で、家を出たのは8時20分だったが走っても際どい所だった。 走り続けてもう目の前に学校が見えた時… 「聖夜~待ってよ~」 ……… 後ろから女の子の声が聞こえたが鞍馬は「空耳だ!俺には聞こえない。ただの電波かもしれない」と無視を決め込み、さらに走るスピードを上げた。 「まっ……っ…い…………」 少女の声は結局、鞍馬には届かなかった。 否、心のシャッターを閉められて拒否したのだった。 その鞍馬の心の中(核シェルター内)では大変な事が起きていたのだ。 それは……………………………… "テスト勉強をしていない"ということだ ただ鞍馬政府の大統領が"いつもの事である"と記者会見したため、直ぐに鎮静化して鞍馬は学校の門をくぐった。  
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