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「ふぅ…なんとか間に合ったな」
そんなことを呟きながら上履きにはきかえようと、ちょうどしゃがんだ時…
「聖夜のボケェーーーーーーーーーーーッ!!!」
鞍馬が吹っ飛んで下駄箱に直撃した。
周りにいた生徒は何もなかったようにスルーしたので、これが日常であることが伺えるが……痛そうだ。
その吹っ飛んだ原因は、さっきの少女が短いスカートなのに、その中も気にせず鞍馬にローリングソバットを叩き込んだのだった。
「あんた、呼んだんだから待ちなさいよね」
「うっせぇよ、ってか何だよ明は初代タイガーマスクさんに弟子入りでもしたのか?」
「そんなわけないでしょ!!あれはー………ノリよ!ノリ」
「はーそーですか」
そう言われて友野 明"トモノアカリ"は、フルフルとなんか震えているが、鞍馬はそんなもの知らん!とでも言いたげなオーラを放ちながら立ち上がり、鞄をチェックした。
「よかった」
中にはお菓子の山があり、潰れてないか不安だったようだけど、何事もなく安心したようすで教室へと歩み出した。
友野を放置しながら…
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