序章~少年の日常~

5/5
前へ
/60ページ
次へ
キーンコーンカーンコーン 「じゃあ終わりね、後ろから答案用紙まわして、はいもう無駄な事はするな」 鞍馬はえらくベタなチャイムだなっと思いつつ前に答案用紙をまわして、ぼーっとしてたら前に美空泰河"ミソラ タイガ"がいた。 朝から話かけてきたクラスメイトだ。 「セイちゃん、ゲーセン行こうや」 「パス、めんどくさいし寝たいし」 「なんでぇよー、また夜『アレ』すんのん?」 「そうだよ、だから帰る」 「待ってやぁー」 鞍馬は美空をほって教室を出て行くが、美空も追いかけて走っていった。 帰り道で鞍馬は携帯を取り出して何かメールを打っている。 内心はめんどくさいけど、仕方ないと思っているからいつもしていることである。 鞍馬いわく「友野はとにかくめんどくさいやつなんだ」らしく、そんな相手に送った内容は 『今日の9時にいつもの場所』  
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加