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ザッ…ザッ…
鞍馬は雑木林を歩いていた、もう9時を過ぎた為真っ暗だった。
さっき見たものを見つけるために。
すると…
ガンッ…ガンッ……キンッ…
鞍馬の10メートルほど先で二つの人影が見えた。
こんな所で何してるのかと思い近づいていくと、見た目20歳ぐらいの男。
それと、その男の前で膝を着く、自分と同じ歳ぐらいの女の子がいた。
さらに男の手には刃渡り20センチほどの刃物が握られて少女に向けられていた。
すると女の子が口を開く…
「貴方の目的はなんですか?私達にはそれがわかりません」
「そんなもの言う訳がないだろ、それに、それなら何故我々の邪魔をする」
「それこそ言う訳がないです…、それに薄々感づいているでしょう?」
「まぁいい、もうお前は終わりだ…」
そう言って男は女の子に向けていた刃を振り上げた。
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