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オレは
神が嫌いだ。
PM5:50-東京都某所……
そこにあるとあるビル街の裏道で
オレこと択那木 双(タクナギソウ)、22才はガラの悪い男二人因縁をつけられていた。
俗に言うからまれているというやつだ。
「兄ちゃんよォ。少しイカした面してるからってオレのダチに肩ぶつけちゃいけねェな。」
男は二人。一人は痩せ型でもう一人はかなりの筋肉質だ。
そして筋肉質の方だけがオレに話し掛けている。
おそらく元々こういう手筈なんだろう。
肩をぶつけて金をせびる輩なんて今だにいたんだな。
……にしてもイカした面か。自分の容姿が普通なんだと思っている以上悪い気はしないな。
「なに押し黙ってんだよ!!」
そうこう考えているうちに男が右腕を振りかぶり
その渾身のストレートがオレの眼前に迫ってくる。
これだけ筋骨隆々な男のパンチだ。当たったらただじゃすまないだろう。
まぁ、当たりはしないんだけど……。
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