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…………ん?
この子何でオレの名前知ってんだ?
いや、それ以前にさっきは気にも止めなかったけど
この子よく見るとめちゃくちゃ可愛い顔してるな。
オレが見とれてア然としている中、少女は私、私と主張するようにその端正な顔に指をさし始める。
……いや、その顔がわかんないんだけど。
「私!真琴!」
「真琴!?」
真琴……そのフレーズにようやくオレの止まっていた思考回路が復活する。
神白 真琴(カミシラマコト)。
昔、オレの叔父の経営する孤児院にいた少女だ。
年はたしかオレより5、6下だったけどよく手伝いに来ていたオレを呼び捨てで呼んでいた物静かな女の子だ。
しかし、四年位前に新しい親に引き取られそれっきり顔を見ていなかった……。
思いがけない再会だ。
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