夢を捨てた場所で

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「帰ります」 私はここを去らねばならない ポケットに丸めた夢と共に 「ええ。願いわくば....」 二人はお互いに視線を合わせ、二人同時に口を開いた 「「二度と、再会しないことを」」 お互いに口許を緩め、永久の別れを星に願って 空の星は……きっと夢見る人々なのだ 夢見ることは、あんなにも綺麗に光れるのだと理解したとき、意識が少しずつ薄れていった
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