WHITE SNOW

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昔ある国で、王と王女の間に1人の子供が産まれた。 2人は子供に『ガゼル』と名付け、また皆から『白雪』と呼ばれ可愛いがられた。 だが、白雪が幼い頃…優しかった王女が病で亡くなり、しばらくして王は他の女性と再婚した。 そんな様々な混乱をよそに白雪姫はすくすくと美しく成長していく。 白雪「…はぁ…毎日稽古ばかりで疲れる…たまには思い切りのびのびしたいな。」 義母「白雪…この荷物を裏の倉庫に運びなさい。」 義母は白雪に厳しかった。 白雪「はい…」 白雪は重すぎる荷物を持ち裏の倉庫に向かった。 * 白雪「重い…」 裏倉庫に近づいた白雪はその重い荷物にだんだんと力が抜けて来た。 白雪「(グラっ)…うわ!」 荷物が崩れる…と思った瞬間… 「…っと…危ない…」 誰かの支えによって大きな被害は出なかった。 白雪「…え?」 「大丈夫か?」 そこには赤髪の年は同じくらいの少年。 白雪「…ふ、不法…侵入…」 「助けてもらった奴にそれか…俺は隣国の王子、バーンだ。」 白雪「お、王子?!…バーン…」 王子「そうだ…お前は?」白雪「わ、私は―…」
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