博哉は渡さない

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  「先生!!」   博哉は、風間先生の顔を見るとホッとした。     「博哉、大丈夫か?」   「はい」     一方、信人は、飯塚先生にどこかへ連れられて行った。     その日の放課後 博哉は、生徒指導室にいた。風間先生に来るように言われたからだ。     「博哉、良かったら、今日、家に来ないか?いや、来い。 博哉、お前は…オレのものなんだ。なのに、違う男と…だから、お仕置きをしてやる」   「先生…」     少し照れたような顔の風間先生を見て、博哉は嬉しそうに笑った。   「はい、先生。お仕置きをしてください」       博哉は先生の車で、再び先生の自宅へ。   その日は、先生が晩ご飯を作ってくれた。     そして、食後、入浴を済ませると再び、先生の待つ寝室へ。   自ら腰に巻いたタオルを取り、布団の上に座る先生の前へ。  先生は、前と同じく上半身ハダカだ。      「博哉、こないだの、おさらいをする」   「はい」     博哉の胸に、手をあてる先生。   「博哉、ここは?」   「胸です」   「じゃあ…ここは?」     先生は、いきなり博哉の頬にキスをした。     「せ、先生…」   「博哉、今の問題の答え方はな…」     そこまで言った時、博哉はくるりと向きを変えヒザをついた。 そして、先生の頬にキスをした。    
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