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―――
カイ「どうしよう・・・」
私は気付いたら幕末へタイムスリップしていた。
ここには家族や友人などいない。
帰る家もない。
私には、何もなかった。
カイ(・・・とりあえず、どうにかしないとこのままじゃ野宿だ。)
「・・・あの。」
土「まだ何かあるのか。」
カイ「はい。あの・・・
どうか・・・・・・・・・・・・・・・・私を住み込みで雇ってはくれませんか?」
土「・・・は?」
カイ「私には、帰る家がありません。」
土「なんでだ?」
カイ「それはー・・・(どうしよう。タイムスリップ何て言って、信じてもらえるのだろうか・・・)」
土「?」
カイ「・・・私の故郷は、ここからずっと・・・ずーっと遠い所にあります。自分の力では戻れない程遠くに・・・。」
土「なんだと・・・?」
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