陸奥の武士

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白河は結城宗広が先頭だった ここからの地形には伊達行朝が詳しいのだろう 場所に応じて編成を変えているようだが…それにしても速やかな行軍だ 「結城は…二番手の先頭か 三郎、あそこにある旗はなんだ?」 三郎は兄弟のなかで1番遠目が効く 眼がいいのだ 「北畠の割菱です」 「いや、その後ろの旗…白地に丸 なにか書いてある みえるか?」 「風林火山 孫子です」 「風林火山…か」 ついでをいうと北畠顕家は武田信玄より前に風林火山を掲げていた
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