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瞼の裏を刺すのは
眩しい日の光、
「ヒョン」
「朝です」
閉じていた意識に降りてきたのは、
愛しい人の声。
自分の両腕が捕らえているしなやかな裸の肩が、
くすぐったそうに揺れている。
「……ん」
鼻先に、恋人の汗ばんだ背の感触を感じながら
俺は眉をひそめ、身じろぎをする。
「…起きて下さい、」
「やだ」
掠れた声(昨晩、激しくしすぎたかな、)にあっさりそう返すと、
腕の力を強くして、その細い腰をこれ以上は無理なくらい引き寄せる。
一緒に寝て起きたときのこの甘ったるい雰囲気、お前だって嫌いじゃないだろ?
もっとこうしときたいって思わない?
ねぇチャンミン。
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