壬生浪士組

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がっくり・・・とあからさまにショックを受けている輝人。 しかし、壬生浪士組の沖田総司と相打ちにする実力者が、なぜ、甘味で手を引いたのか疑問だったのか、 沖田「羽山さんは、僕と相打ちをするくらいの実力なのに、どうして試合をしなかったんです?」 輝人「ばっ・・・馬鹿か、てめぇ!?俺をそんなに殺してぇのかよ!!」 もう、形振り構っていられない、輝人である。 そんななか、長年一緒にいる人でしかわからない程度の声の低さで 雅「・・・輝人。」 なんて呼ばれれば 輝人「はいぃぃぃぃぃ!!」 とシャンと姿勢が伸びるのは仕方のないことでもある。 雅「口調。きちんとしなさい。」 指摘されたことによって、やっと、我に帰った輝人。 輝人「ふー。」 と深呼吸し、沖田に説明し始めた。 輝人「沖田さん。師匠に試合を申し込むなんて自殺行為です。」
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