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「…まだ、帰ってなかったの?」「あ…うん」
気まずいよ…
「爽は?部活は?」
目が合わせられない…
「あー…休憩」
「そうなんだ…」
「もう、帰る?」
爽が私の顔を覗き込みながら言った
ドキドキするよ…
「うん…」
「あのさ…あと少しで部活終わるから…一緒に帰らない?」
え…?
えぇぇぇぇ!
顔が熱い…
真っ赤なんだろうな…
顔…
「う…うん。いいょ…」
私は下を向いて言った…
嬉しすぎるよぉ
「顔…真っ赤」
爽は笑いながら言った
恥ずかしい…
「じゃ…待ってて」
「うん…」
そう言って、爽はグランドへ戻った
あれ?
なんで爽はここにきたの?
まさか…
あれだけを言うために?
まさかね…
でも
すごく嬉しい…
私はまた
顔が熱くなるのを感じた…
グランドを見るとラケットを振っている爽がいた
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