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『夜空』
星さえ見えない
この空の下
どこに行けばいいんだ
どっちに行くべきなんだ
僕の問い掛けは
冷たい街の
凍った空気に
霧散する
吐く息は白く
街を染め上げて
昇華を目指す
僕の心が
僕の言葉が
天に飲み込まれますように
どうか届きますように
言葉は心を造るから
それは僕らの星になる
砂漠の中のオアシスになる
くらい空で迷わないで
くらい囁きに耳を傾けないで
蛇はどこにでもいるものだから
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