7/7
前へ
/7ページ
次へ
『夜空』 星さえ見えない この空の下 どこに行けばいいんだ どっちに行くべきなんだ 僕の問い掛けは 冷たい街の 凍った空気に 霧散する 吐く息は白く 街を染め上げて 昇華を目指す 僕の心が 僕の言葉が 天に飲み込まれますように どうか届きますように 言葉は心を造るから それは僕らの星になる 砂漠の中のオアシスになる くらい空で迷わないで くらい囁きに耳を傾けないで 蛇はどこにでもいるものだから
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加