二章

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『何でこんなモノを…』 ー付けたんだ 竜がそういう前に狼は竜の襟を掴むと背中に乗せ、いきなり走り出したのだ 『っわぁぁぁぁぁああ!!』 ーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー 銀色の狼の背中に乗せられて着いたのは池だった 『うわぁ…』 池の中央には小島が浮かんで居るぐらいその池は大きかった。 【クルゥア?】 まるで狼が“気に入ったか?“と、聞いたように聞こえたので僕は肯定の言葉を口にした 『うん…凄いよ』 こんなに綺麗なところ、見たことが無い… ここの美しさに酔っていたいが気になることがある… それは、 『どうして僕をここに連れて来たんだい?』 コレだ…いくら子供の僕でも家族に知らせれば人間が踏み込みこの地を汚すだろう… 特にあの自己中心的空気読めない自分が言ったことはすべて正しいと思っているあの餓鬼なら直ぐに汚すだろう… 『どうして…』 僕が狼の方に目線を向けると狼は僕の後ろに回り僕の服を掴むと僕を座らせた。 『…ぇ?』 なんと狼は自分の腹に僕をもたれさせ昼寝を始めたのだ 『なぁっ!?』 狼は警戒心が強い生き物…人間なんかに心を許すわけが… 【………】 (わかんねぇ!) 考えていると、幼児の頭には少し辛いのか睡魔が襲ってきた… (やばいっ!だんだん眠くなって…) 3秒後そこに聞こえて着たのは一匹と一人の寝息だけが聞こえた… .
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