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「何してるの!もう着いてる…」
言いかけたとき、その言葉は電話の向こうの声に遮られた。
「春菜ちゃん…。武の母だけど…。武が…武が…にあったの…。」
その声は涙でかすれていて、所々が聞きとれなかった。
「武に、武に何かあったんですか!?」
「…武が…事故にあったの…。」
春菜は少しの間その言葉を信じる事はできなかった。
「…え?……今なんて…。武が…事…故?」
「詳しい事は後で話すから…。…すぐに○○総合病院に来てちょうだい…。」
その後春菜は何も考えられなかった。
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