転界

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僕は、光に全てを包まれてた。 ‡視点エルス‡ 「行きましたか…ふふん、彼は中々わたしのファッションがわかるようだな♪」 実はこのシルクハットは一番のお気に入りですから。 …最後の力を使い、送れる転生者が朝霧君でよかった…… 彼には……いえ、彼らには責任を押し付けてしまった。 わたしは、伝えなかった。 わたしの正体を 禁忌に触れ、世界を守護する責任をあの子達に押し付けた…罪人だと。 「ですが……良い人生を歩んで欲しいとゆう事は、わたしの本心です」 ゆらり、と朝霧君の転界が揺らぎ始めわたしの身体が消え始めました。 「…わたしと言う存在もあとわずか…ですか」 そう、言えば朝霧君に魔法が使える事をうっかり言い忘れました。 ――能力で魔法は使え無い。 確かこんなニュアンスで彼に言ったかな?。 「まぁ。彼なら大丈夫ですね」 それにもう一人の彼もきっと朝霧君と上手くやって行けるでしょう。 彼もずいぶん変わった人だったな… 「ふう…では…最後に…」 転生者の彼らに… アルセインの守護者達に祝福を。
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