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「コーヒーとココア…どっちがいい?」
女性は穏やかに微笑んで暁に尋ねると、暁は突然の質問に驚きに目を見開きながら小さな声で、ココアで…と呟いた。
すると女性は、今日は少し寒いものね…私もココアにするわ、と台所へと向かった。
いつもとシナリオは少し違うが、時間はたっぷりある。
暁は通されたソファーに腰を沈めて台所から漂ってくる甘い匂いを嗅いだ。
すこうし落ち着いて、部屋を見渡すと部屋はアパートの外見に雰囲気がピタリと一致した部屋だった。
そして女性とも…雰囲気は一致した。
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