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けれども、暁の生業とする仕事をするに関してはやはり一致しない。
そんな事をボンヤリと考えていると湯気をたてるココアをいれた、2つのマグカップをまあるいお盆に載せた女性が戻ってくる。
「どうぞ…」
「…どうも」
しなりとマグカップを差し出す女性の手は、怖いほどに白くて細かった。
だけど……綺麗だとも思う。
女性も向かいのソファーに腰掛けてココアを一口すする。
その姿を見て、暁は一口すするとココアは体にスッ…と染み渡った。
「とても…美味しいです」
自然と出てきた言葉に女性は少し恥ずかしそうに、ありがとうと言った。
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