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何度かココアをすすっていると女性は、あ…と何かに気付いた様に声をあげ暁を見た。
「遅くなったけれどはじめまして。私は大野ヶ原雛菊(オオノガハラ ヒナギク)よ」
やはりピンと来なかったが、暁も一応自己紹介をする。
「ああ…どうも。暁…です」
「暁さんは若そうだけどいくつになるの?」
「今年…25になったばかりです」
「あら……だったら私の方が1つ上ね。まだ25だけど今年は26になるもの」
そうか…年上なのか、となんとなく納得する。
しかし…こうしてココアを飲みながら何気無く話をしているだけで、なんとなく安心する気持ちがある。
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