307号室からの依頼

20/26
前へ
/145ページ
次へ
抱いて終わりの筈なのに…なぜファッション誌を読む必要があるんだろうか? 初めての展開に困惑するも、雛菊は… 「それじゃあ…ベッドに行きましょうか?」 何事もなく微笑んで、雛菊もまた小説を手に立ち上がる。 その一言にやっぱりするんだな…という少しガッカリした気持ちを持ちながら、暁もまたファッション誌を手に雛菊の後に続いた。 雛菊はベッドルームに移動すると、クルリと後をついてきていた暁を見上げる。 「私は貴方を二時間お金で買ったわ…」 その表情はどこか嬉々としている。
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加