307号室からの依頼

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『100年に一度の大不況』とはよく言ったもんだ。 客足は激減し店の信頼していた仲間に裏切られお金を持ち逃げされ、更には新しく入った若手が枕営業した人の相手が悪かった。 ここいらをシマとする組の姐さんによりにもよって手を出しやがった。 この姐さんは組長にホストと寝たのをばれかけ、ばれるのを恐れてか嘘をついて組長を怒らせた。 店は組の人間からの嫌がらせを受けて客足は途絶え、高額な賠償金を払わされる羽目になり店を閉めざるを得なくなってしまった。 正に就職難の今頃にまともな就職は無く、そうして足を踏み入れた『女性に快楽を売る仕事』だ。
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