307号室からの依頼

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まともに仕事も見つからないまま……この仕事を続けて1年が経つ。 一晩に何人もの女と寝る為…俺は『感情』を鈍くする技を身に付けた。 抱かなければ生きてゆけない…… だけど抱く度に自分が人形になった気分になるのに近頃…いや随分前から嫌悪感を感じる様になった。 だけど依頼があった分だけ暁は行く。 まだ若く、かつてホストであったゆえ容姿の叶った彼への依頼は多い。 だけど解放される術を見つける事を出来ぬまま、明日もこの街のどこかできっと女達と夜を戯れる。 彼は夜の街へと溶け消えて行った―――…
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