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「決まったか?」
「はい!決めました!双剣セットでお願いします!」
「そうか…わかった。精進しろよ!」
「分かりました!」
剣吾が双剣セットをもらい、ギルドから出ようとした時に條が思い出したように剣吾に言った。
「傭兵ランク、ウィードは、剣吾が初めてだ」
「ということは…」
「そうだ。傭兵の中で一番弱く、落ちこぼれだ。」
「最初はみんなそうじゃないんですか?」
「他の傭兵初心者は、ステール~ジンの実力を持っている。」
「それなら、すぐにランクアップ出来るように頑張ります!」
條は、ほっとしたように言った。
「そうか。頑張れよ!」
剣吾は、條に笑顔で頷きギルドから出て行った。
「…ジョーさん、やっぱ、剣吾は葉一さんの血を受け継いでいますね」
「そうだな亮…。明日から、楽しみだな。」
「はい。でも葉一さんの息子だからって手加減はしませんよ!」
「ああ、ビシバシやってやらないと葉一さんに怒られそうだからな」
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