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剣吾は、双剣で軍刀を押さえ、左足で鋭い蹴りを放ち腹にジャストで当たった。
「くっ…いい蹴りだな。体さえも武器にするか…まだまだ、負けないよ!」
「信司さん!どんどんいきますよ!」
これから先は、剣吾が押したり、信司が押したりの繰り返しが続いていた。
條も昼過ぎぐらいに来て、剣吾と信司の闘いを楽しそうに見ていた。
均衡を破ったのは、剣吾だった。
「信司さんいきます…」
剣吾は、双剣を片方投げ、信司がそれを弾き、その弾いた片方の剣を持ち、信司の喉もとに双剣をクロスさせ、突き付けた。
「参った…凄いね!剣吾君。また、訓練する時は、誘ってくれないかい?」
「分かりました!誘います。今日は、ありがとうごさいました!」
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