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顔を洗おうと、2階建ての上の方の階にある俺の部屋から洗面台のある下の方の階に移動した。
階段を下りる時に今日は身体が軽い気がする事に俺は気がついた。
昨夜早めに寝たおかげか頭もすっきりしていて気分が良い、今日は良い一日になりそうだ。
そんな事を考えて、朝からご機嫌な俺は鼻歌を鳴らしながら洗面所に向かった。
「今日は良いことありそうだなー」
そう呟き、俺は洗面所の鏡と向き合う。
洗面台の鏡に写るのは白髪赤眼に透き通る様な、蒼白な肌を持つ美少女。
鏡に映る"彼女"の目鼻立ちは整っていて、小さな背丈(150センチくらいか?)に不釣り合いな、長すぎる髪。
小ぶりな胸は頬ずりすると固い肋骨の感覚が心地好さそうで……想像するだけで涎が………うへへへ
話しがそれたな、すまん。
取り合えず緊急事態だ。
本来なら鏡には身長180センチ超のガチムチ兄貴が写るはずなのに………
今まで17年生きてきたが鏡が狂うなんて初体験だし、想像したこともなかった。
これは一体どうなってんの?
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