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俺の腹の上に無断でまたがり、俺の"重い"発言にブチ切れ、人様の喉にカカト落としを喰らわした彼女。
まだ午前9時、その時間帯にも関わらず本日3度目の起床とハイペースで寝て起きてを繰り返した俺は、その原因の一つである彼女にもう一つの原因について話しを聞いている。
正座をして向かい合う俺と彼女。
女は説明を一通り終えると、豊かな胸を主張するようにエッヘンと胸をはった。
彼女は一言で言うと美人。
身長はだいたい165cm、色白、銀色に輝く髪、翡翠の瞳、左の瞳の下の泣きホクロ。
柔らかそうな唇、素敵な笑顔、大きな胸。
エッヘンと両拳を腰に当て胸を張る。
"綺麗なオネイサン"
そんなイメージとは真逆な子供の様な仕種にギャップを感じ、ときめいてしまいそう。
俺、こんな美人さんにならどんな理不尽な事をされても許せるや。
そう思っていた時期が僕にもありました。
俺は今、美人さんに腕十字をかけている。
つまり暴力を働いているのだ。
普段は温厚な俺だが彼女の話を聞いたら理不尽過ぎてもう、ね………
腹がたったから、もうこのままへし折ろう。
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