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リフィを背中に乗せて数分歩き、じいさんの家へ行く。
家の中に入る前に数人の精霊の魔力が家の中から感じられた。
どういうことだ?呼ばれたのは俺だけじゃない?
リフィは何故か寝ているし……。
ふかふか~とか寝言が漏れてるし。
まあ考えるより行動だな。
俺は家の中へと足を進めた。
「おお、来たかサクヤ」
「ああ来たぞじいさん」
家の中にはじいさんとその他5人ぐらい。
だいたいこの里の人は知り合いになったつもりだったが、知らない奴もいたんだな。
「ゼクス様こやつは?」
ゼクス?ああ、確かじいさんの名前だったけ。
「前に話たじゃろ?サクヤじゃよ」
「ああ動物型の精霊の」
なんかムカつくような言い方だな。
「さてサクヤよ。今日なぜ君をここに呼んだかというと、……君の力を試そうと思ったからじゃ」
「試す?なぜ?」
出てくる率直な疑問。
「この100年で君はかなり成長した。人型化もまだまだだができるようにはなった。だから君がこの里にもいてもよいか試すのじゃよ」
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