いきなり100年経ったていいじゃない

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なるほど……つまり試練ってことか。 「てことは、ここに集まって奴らが何か関係あるのか?」 見たことのない顔つきの人型達を見ながらじいさんに言う。 「相変わらず勘がいい奴じゃのう。まあそういとこじゃよ」 今ここにいるのは俺も含め8人。 その内5人が知らない奴らだ。 「まずは自己紹介じゃの」 「では自分から。私の名前はスリット、見た通りの人型精霊だ」 まず先ほどじいさんに話しかけた奴が名を名乗った。 名はスリット。見た目は整った顔に少し長めの蒼い髪。 「………ロック」 次にスリットの横にいた奴が言った。 見た目は整った顔に無精髭、さらに刈り上げられた髪。 無口そうな奴だ。 「はいは~い。俺はリストってんだ~。よろしくな~」 リストはボサボサな金髪の髪。これまた整った顔立ちで、少し軽そうな奴。 「なんで動物型精霊ごときに……。私はリオウです。あまり私の視界に入らないでください。虫ずが走ります」 リオウはなぜか俺のことを気にくわないようだが……。 金髪の長いストレートに整った顔立ち。
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