3721人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
先ほど家にいたメンバーで移動すること1時間。
俺達は里から少し来たところの荒野にいた。
ちなみにリフィは今だ俺の背中で熟睡中だ。
涎が垂れてないか心配だな。
「さて、ここなら暴れても問題ないじゃろ。どれ、リフィを預かろうサクヤ」
そういってじいさんは俺の背中にいるリフィを浮かし、自分の元へと向かわせる。
「まったく……。いつまで寝ておる!」
そしてリフィを空中から落っことした。
「イッタ~い………」
リフィは頭をさすりながら起きる。
少し涙目だ。
「あれ?ここどこ?」
まあ寝ていたからな。何処かわからないのも仕方ないか。
リフィはキョロキョロと辺りを見回し、やっと理解する。
「まったく。世話のやける孫じゃの………」
「まあそういうなよじいさん」
--- --- ---
「では準備はいいか、皆のもの」
「俺は大丈夫だ」
リスト達もじいさんの言葉に頷く。
今から何をするかって、そりゃあさっきまでの話しから戦闘以外考えられないだろ。
リフィはじいさんの横でがんばれ~とか言ってる。
最初のコメントを投稿しよう!