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「なんか今日いつにも増して可愛いね。何で?」
そんなこと言われたって分かる筈がないだろう
でも、それを言うなら
「あんたこそいつにも増してがっついてるじゃん」
皮肉を込めてそう呟くと口角を上げた
君が可愛すぎて、イトオシイカラ
その言葉を聞いた瞬間、俺の視界は歪んだ
「な、んで…」
今日に限っていつもと違う事を言ってしまうのだろう
今まで必死に隠してきた本当のキモチが溢れだしてしまいそう
「ねぇ、」
もうヤメヨウカ
俺が言おうとしていた台詞
何故君が言ってしまうの?
俺は止まることのないソレをそのままにしてベッドから立ち上がり衣服を身に纏った
君がそう言うなら、
「もうバイバイ」
俺ね?君のことずっと愛してた
いや、違う。ずっと愛してる
「愛してくれてありがと」
たとえそれが偽造された愛でも満たされた。十分だった。
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