○ウィル○

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彼は遠い遠い昔、ウィルと呼ばれていました。 ウィルは酷く嘘つきでした。 町のみんなが悔しがる顔を見るのが楽しかったのです。 小さな嘘を積み重ねていくうちに、ウィルの小さな口からは真実ではないことばかり出るようになってしまいました。 人と普通に接することを忘れてしまいました。
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