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「はぁ、まったくコイツは……」
そこには燃え尽きた結弦が倒れていた
「ザッくん気絶しちゃってるじゃない。かわいそうよ」
「コイツが悪いからいいのよ」
会長はあしらうように言った
「そうですの。最後に『ぐへっ』なんてザコキャラのやられ方ですの」
(でも結弦がこう簡単にやられるなんて珍しいですの……)
!!
まっ、まさかOAで使ってもらうのを狙って?……
アリスは結弦の底しれぬ実力をさとる
「さすが……バラエティーなれしてやがるですの」
「あ、でも寝顔可愛い~」
まるで小動物を見るような目をしながら、結弦のほおを指でつつく
相変わらずさくらさんはマイペースだ
「……」
(ちょっと可愛いかも)
話がそれていくのに気づいたアリスは、すかさず話を戻す
「それより会長、プロフィールがどうかしたんですの?」
「え? ああ……」
会長はどこか恥ずかしがっているように見えた
「あのね、その……バストが1つ小さく書かれてたの」
そう言い終えると、会長の顔が真っ赤になる
「そ、それは女の子にとっては一大事な事ですの! 至急作者を引きずり出すべきですの!」
アリスは興奮気味に言うと、テーブルの上に大きく身を乗り出す
「胸があったっていいこと無いと思うわぁ。洗いにくいしー、肩がこるだけよぉ。」
さくら先輩は大きく突き出た胸を、ポヨンと揺らしながら言った
会長とアリスはさくらの胸を、片方づつ掴む
「やんっ」
さくらは可愛いらしい悲鳴をあげる
「巨乳にそう言われると悔しいですの!」
「そうよさくら! 少し分けなさいよ!」
「まぁまぁ2人とも、なら俺が手伝ってあげますから~」
2人の肩をポンと叩く
「えっ、結弦?」
「死ねっ、神崎!」
再び会長の蹴りが飛ぶ、しかしそれは大きく空をきった
「甘いですね会長、同じ攻撃を2度もくらったりはしませんよー」
「かんざき~……」
「どうだ上条、俺に任せてみないか?」
俺はいやらしい手つきで上条に迫る
「……まな板にも需要はありますの。結弦に揉まれるくらいなら、そのままでいいですのよ」
俺は軽くあしらわれる
「えーつまんねーの」
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