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一夜明けたあと…
隆明は一人でベランダでタバコを吸いながら考えていた…
元カレとのこと…俺が幸せに出来るのかということ…
隆明【あ~小さい男だな…俺ってま、なるようになれだ】
真美【ん…隆明もう起きてたの?】
隆明【おはよう、うん真美のスッピン見たくてさ】
真美【見せませんよ~だ】
隆明【いいもん、前の実家のときすっぴん写真撮ったから】
真美【ちょっいつの間に】
隆明【内緒】
真美【今度持ってきてよね】
隆明【やだ…宝物だもん】
二人はいつも他愛のない話しをしてた…お互いの気持ちを確認しあいながら
隆明は二日目になりあと一日で帰る日となる
その日は真美に誕生日が近づいていたから先にプレゼントを買うことにしていた。付き合って初めての誕生日…隆明は真美が欲しがっていたワンピースを買ってやることにした…
真美【うわ~これ買っていいの?高いよ?】
隆明【う、出来れば安いのが…】
真美【う~じゃあこれでいい】
真美が選んだのは全然違うワンピースだった。
隆明はわかったといい商品をとりレジに向かう。
隆明は店員に最初の欲しがっていたワンピースに変えてもらうようにお願いしその分のお金をだす。
隆明【真美包装してもらうからちょっと外へでてようぜ】
真美【…】
隆明【なにふてくされてる?】
真美【だって…】
店員【包装できました】
隆明【ほらできたって取りにいきな】
真美【…わかった…】
二人はホテルに戻った…
部屋でも真美の機嫌は悪かった
隆明【機嫌なおせよな、せっかく買ったワンピース着せて見せてくれよ?】
真美【え~わかった…でも一度だけだよ】
隆明【わかったよ】
真美はベッドルームに行き着替えはじめた…包装が破かれる音が聞こえている。
真美【!!?】
隆明【どうした?】
真美【店員さん間違えてる…】
隆明【なにが?】
真美【だって私が欲しかったもんだもん】
隆明【あははは、間違ってないよ。それが本当の誕生日プレゼントだもん。】
真美【また…企画で泣かしたわね】
隆明【いったろ、一番幸せにしてやりたいって】
真美【…そんなこという場面じゃない】
そういう真美の顔は涙と笑顔でしわくちゃだった
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