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火曜日。
昨日は侯くんとデート。
でも、今日はマルとデートなんやって。
マルとは昨日、侯くんの家で一緒に寝ている時にメールでやりとりして決めたんよ。
でも、侯くんめっちゃキレてたけどな(笑)
今はある喫茶店でマルを待ってるところ。
この喫茶店はマルが希望した場所やねん。
カランコロン♪
ドアが開きマルがやってきた。
橙「あ、亮ちゃん!お待たせしました;;」
黄「んーん、あんま待ってへんよ?ついさっきまで侯くんと電話しとったから//」
橙「え!!裕ちんとですか!?」
待ち合わせ時間より早く到着してしまった俺は暇潰しに喫茶店にあった雑誌を読んでいたんやけど、途中から侯くんから電話があったんよ。
橙「裕ちん…隙あらば、ですやん;;」
黄「ん?」
マルはなにやらブツブツ言っとるけど、なんも聞き取れなかった。
橙「亮ちゃんにはこの喫茶店で美味しいオムライスを食べてもらおうと思ってるんですよ」
黄「オムライスっ!?」
橙「はい(笑)」
なるほどーやからマルはここの喫茶店を待ち合わせ場所にして、しかもデートもここにしたってことやったんやな。
てか、オムライスってvV
そんなに美味しいんかな?
めーっちゃ美味しいんかな?
ワクワクする♪
橙「亮ちゃんの目、キラキラやな?」
黄「……え?//」
橙「ん?」
今、今マルが敬語やなくて普通にタメ語を、しかも男前な声で喋った//
うわ、マルってこんなに男前な声やったっけ?//
そんなこんなで、マルの新たな一面を見てドキドキしていた俺は、マルおすすめ喫茶店の美味しいオムライスを食べてさらに気持ちがよくなっていった。
マル…俺のよく食べる物ちゃんと分かっててくれてたんや…//
嬉しぃ//
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