2章 不思議な3姉妹

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今現在、俺たちは我が家のリビングのソファーに座っている。 3人が一つのソファーに並んで座り、テーブルを挟んだもう一つのソファーに俺が座るって状況。 …さすがに玄関先でお客様(?)と立ち話するのもちょっとあれなので、取り合えず家に上げ、お茶を出したところだ。 「え…と、自己紹介が遅れました。」 そう言ったのは、また背が1番高い人だ。 念入りに手入れが行き届いているスラッとした長い髪。 その大きな瞳にとてもよく似合った、綺麗な顔立ち。 そして、その大きな胸…… 100人中90人近くの男性が認めそうなくらいの美人さんだ。 「私は、藤井愛花(フジイアイカ)といいます。 静香さんとは、静香さんの勤め先の病院で知り合いました。」 「えっ、母さんと!?」 静香ってのは母さんの名前だ。 本人はこの名前を心底気に入ってたが、・・・今は関係ないな。 「はい。しかしこの度は突然の不幸、お悔やみ申し上げます。(ペコッ)」 「は、はぁ………」
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