2章 不思議な3姉妹

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そっくりさんってレベルじゃない。 とある高校生探偵が変な薬で体が小さくなりましたってぐらいのスケールだ。 身長は小学生ぐらいだが、その顔立ちと黒い髪が母さんによく似ている。 ・・・母さんの昔のアルバムに出てくるのではないだろうか? 「あ、やっぱり驚いちゃいました?♪」 …そりゃあ驚くって。 「私も初めて静香さんとあった時、ビックリしちゃいましたもん♪」 そう言って自分の頬に手をあてて「ウフフ」と微笑む愛花さん。 ………色っぽい。 いや!!、それよりも重要なことがあった。 「てか、なんで母さんのこと知ってるんですか!?」 先程、愛花さんが言いかけた言葉だ。 自己紹介なんかよりも、そっちのほうが気になる。 何故母さんと知り合いなのか? 俺の家族になると言った理由は? ……まだまだ沢山疑問が残っている。 「ああ、そうでした。そうでした。」 …忘れていたな。
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