2章 不思議な3姉妹

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「とても重い病気で、わかった時にはもう……」 「・・・・・・・」 「その時主治医だった静香さんは、負い目があったんでしょう……。3人だけになってしまった私達の世話役をかってでてくれました。」 仕事が終わる度に時間があれば3人の家に行き、食事などの用意をしてくれたのだという。 ……俺の母さんはそういう人だ。 なんでも1人でしょい込んで、 他人に心配をかけないように相談もせず、 他人の幸運のためなら、自分の苦労も厭わない、 ・・・とても優しい人。 それが母さんだ。 俺をここまで育ててくれた母さんだ。
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