2章 不思議な3姉妹

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少し憂鬱な気分になっていると、 「あっ!!」 只今の時刻が友達との待ち合わせの時刻の10分前であることに気がついた。 「や、やばい!」 「どうかしました?」 「あ、いや、その、俺今から急いで行くとこがあるんですよ。」 「あら、そうですか。なら私達が留守番をしておきますね。」 「ホントですか!? よろしくお願いします。」 「ウフッ、言ってらっしゃい。」 愛花さんが手を振るのを見ながら、玄関をぶち破る勢いで開け、外に出る。 ここから待ち合わせの場所までどう頑張っても10分以上はかかる。 ………遅刻は確定だな。
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