2章 不思議な3姉妹

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その瞬間!! ドスッ 俺の鳩尾に、重たい衝撃があった。 「グハッ!………」 自分の腹のあたりに目をやると、琴音の拳がモロにはいっていた。 ……こ、呼吸が厳しい。 「な、な、なに恥ずかしいこと言ってんのよ!! 私より1日早く生まれたからってなんなのよ!? 別にお兄ちゃんなんて思わないから!!!!」 またも顔を真っ赤にして叫ぶ。 ………今日の間で、顔を赤くしたのは、これで何回目だ? 「だからって殴ることはないだろ!!!」 「う、うるさいっ!! あんたが変なこと言うから悪いのよ!」 ………めちゃくちゃな理論だな、おい。 俺だって深い意味でいったわけじゃないのに。
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