2章 不思議な3姉妹

40/55
前へ
/131ページ
次へ
何気ないつもりで言ったのに、なんでこんな目にあうんだよ………。 「もうバカみたい! 私さっさと1人で帰るから!!」 「…………」 「じゃあね フン!」 そういって後ろを振り返り、黙々と歩き始める。 「……帰り道わかんの?」 ピタッ 琴音の動きが不自然な感じで停止する。 ……やっぱりか。 わかりやすい奴。 よし。ここはいっちょ、今までの罵倒の借りをかえしてやろうじゃないか! 「別に、お前が1人で帰りたいって言うなら、俺は引き止めないけど。 俺は俺で1人で帰れるし♪ そんなに1人で帰りたいなら自由にど・う・ぞ。 まぁ、1人で帰れたらの話だけど♪」 皮肉たっっっぷりに言ってやったよ。 なんかすごい達成感!! これは言いかえせまい!!
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加